君を忘れない
階段を上る
「到着ー」
幸村が言って扉を開ける
そこは屋上で、
空はすっかり晴れている
「俺がいつも昼飯食べるとこ。授業中いることもあるけどな」
「サボりかよ」
「そ。あったりー」
そう言って海に面してる方に行く
そこは柵はなく
下手したら落ちるんだろうな
と思わずにいられない
「座れよ。‥怖いのか?」
「いや‥大丈夫だ」
少し怖かった
足が宙に浮いてる感覚
「きれいだな」
「だろ?大概ここにいるな。それか、今日朝いたところ」