君を忘れない
「幸村おかえりー」
気の良さそうなおばちゃんが微笑んでいる
おかえり‥‥!?
「おぅ」
「ここって幸村の家なのか!?」
「おぅよ、あれが親父」
お好み焼きの具を準備したり
焼きそば焼いたりと忙しそうにしている
はちまき巻いてどことなく幸村に似てる
「親父!働きてぇってさ!」
焼きそば焼きながら横目で見た
「幸村の友達か?」
「は、はい」
「へぇ〜、『はーふ』ってやつか、いいぞ。働け!幸村、お前面倒見ろ」
「りょーかい」