君を忘れない
「幸村ー、昼休みになった」
幸村を起こす
「んぁ?もうそんな時間か」
「幸村、学校に何しにきてんだよー」
「睡眠」
幸村がいつものように伸びをする
「そうかよ‥」
日向が弁当持ってきた
そういえば…
俺、幸村を知ってたから食べる場所困んなかったけど
転校生って結構、初日困るよな
「汐里はさっき話しかけられた女子と食べるのか?」
「ううん、あたし海見ながら食べたいし‥」
「じゃあ、俺らと食べるか?海見えるとこだし」
「いいの?」
「ああ、いいと思う。幸村!汐里も一緒にいいか?」
あくびしている幸村は驚いたように風斗を見る
「お前ら‥いつから名前で呼び合うくらい仲良くなったんだ?」
「さっき」
幸村は大声で笑った