君を忘れない
「外国人か?」
不意に聞こえた声
茶髪で背の高い男
「同じ制服じゃん。海夕か?でも外国人なんていなかったぜ」
隣に座りながら言った
「日本人だけどな、一応。英語話せないし」
「見た目だけかよ。」
茶髪の男は笑った
「俺は、火田 幸村(ひだ ゆきむら)だ。高2。お前は?」
「波輝 風斗。高2」
「同じクラスか?」
「いや…まだわからないんだ。」
へぇ
というと海を見つめて
なにも言わなかった