図書館>>>異世界



「よぉし…こっちに来るんだヨル。
姫がどうなってもいいのか?」





「もうよびすてかよ。

てか、あなたたち、まだ気づかないの?
プロなんですよねー?」


あまりのあっけなさに拍子抜けしてしまった。
風下に居る五人は、ちんぷんかんぷんな顔をした。


すると、一人がはっとした顔をしたが。


「もう遅いでしょう?ね、皆…動けないよね?」


五人は地面に膝をついた。ついには崩れ落ちる人も居る。


「、く…そっ…!」


たった一人、膝をついたまま私を睨むリーダーらしき一人。なかなか根性がある。しかし確実に動けないよね!


「おっと…悠長にしてる暇は無かった。
天音、口開けて」


天音の口に花弁を一片含ませる。途端に自由になった天音。
まぁ、天音も動けなくしてた方がよかったかもしれないけど(うるさいし)

今度からコレ使おうかな?


「え、なになになに!?今の!なんだったの!?」


「あー、ある花を色んなことして作った粉末を、まいておいたの。超即効性(笑)
つーわけで、五人は逮捕〜」


うーん、スピーディー!笑


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