図書館>>>異世界
「………お聞きしたいことは山程ありますが…」
今はお城に戻ってきました。
勿論、一人じゃ運べないので天音に城へ兵士を連れてこいと言い付け、私だけ優雅に待っていましたとも。
天音は言った通りに、まずは王子とシズ先生とアレンとクラヴィスさんの四人に事情を説明。
あとはこちらの読み通りにクラヴィスさんが数人連れてやってきた。
で、困惑しまくった雰囲気の四人の中で、クラヴィスさんが口を開いたのだ。
「まず、どうして城からぬけだしたんですか?
で、どうやってこの五人をこんな状態に?
この五人は以前から国が問題視していた高度危険因子の集団の幹部です」
クラヴィスさんの言葉にシズ先生は頷いた。
「噂では聞いていましたが…。
幹部五人の内三人が兄弟であり、それゆえに結束が非常に固い。
しかもなかなか姿を見ることも敵わないほどの相手……だったのですが」
ものすごい複雑な顔をされた。
つーか悪いんですか?てか犯罪減るんだしいくね?みたいなー(笑)