雪割草
店内ではーー香奈が人目を気にしながら、製氷機の氷をレジ袋へ移していた。
その挙動は明らかに不審者で、レジを打つ店員同士も顔を見合わせ、ヒソヒソ話しを始めていた。
何度か駐車場と店内を行き来していると、訝る視線を感じぜずには居られなかった。
夜も更け始め、スーパーの広い駐車場には、数台の車が停まっているだけで、人気も無くなっていた。
閑寂の中、シローと香奈が美枝子の体に氷を当てがっていると……。
「おい!!お前たち、そこで何やってんだ!」
その挙動は明らかに不審者で、レジを打つ店員同士も顔を見合わせ、ヒソヒソ話しを始めていた。
何度か駐車場と店内を行き来していると、訝る視線を感じぜずには居られなかった。
夜も更け始め、スーパーの広い駐車場には、数台の車が停まっているだけで、人気も無くなっていた。
閑寂の中、シローと香奈が美枝子の体に氷を当てがっていると……。
「おい!!お前たち、そこで何やってんだ!」