君がいれば・・・①
シンは本気……?


わたしに本気……?



「シン……シンの事信じて良いの?」



「もちろん信じて欲しい」



真っ直ぐブラウンの瞳に見つめられて瀬奈はどうにでもなってという気分になった。



瀬奈は自分から首を伸ばして唇を重ねるとすぐに離れた。



「それだけ?」


ちょっと不満そうだ。



「だ、だって……」


キスの仕方も知らない。



真っ赤になってうつむくとシンの胸に抱き寄せられた。



しばらく彼の胸に頭を置いて動かなかった。




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