君がいれば・・・①

知りたい

瀬奈は家に帰るとバスルームに向かった。



湯船に使って今日の事を思い直してみる。



今日、もう昨日だが 起こったことが夢のような気がしてきた。



別れる間際、ジフンとディアナがいるにも関わらずシンはキスをした。



体を離した時、瀬奈は悲しいと思った。



スイートルームのドアの前で瀬奈はシンと別れ、それからほどなくして3人でタクシーに乗った。



ディアナは最初の印象より良くしゃべる人だった。



韓国語だからジフンが通訳しながらの会話で思いのほか楽しかった。



当分シンには会えないんだ……。



3日前まではシンの存在なんて知らなかったのに……。



会えなくなる事が寂しくて仕方がない。



そうだ!



ママはシンの事、何か知ってるかも。



明日、会社の帰りに本屋さんによってシンに関するものを探そう。



写真集は……あるといいな。



そうすれば毎日シンに会えるから。



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