君がいれば・・・①
ホテルの裏口、それも搬入の出入り口から出た2人は記者やファンに見つからずにタクシーを拾った。
ジフンもシンほどの身長はないが、背の高い2人が歩くとかなり目立つ。
目的地は先ほど行ったデパートの紳士服売り場。
今は5時前。
デパートに早番遅番があるとするならば彼女の仕事はもうすぐ終わるのではいかとシンは見当をつけたのだ。
なぜか彼女が気になった。
自分の事を知らない瀬奈は新鮮だった。
デパートの前にタクシーが到着すると、シンはジフンに「じゃあな」と言ってあっという間に人ごみの中へ消えた。
まったく……何事も起こらなければ良いが……。
しかし……おじい様は無茶を言う。
まだまだシンは身を固めそうもないのに。
しかも命令されたから「はい、わかりました」って言う奴ではない。
シンが消えた方向をもう一度目をやってジフンは運転手にホテルに戻るように言ったのだった。
ジフンもシンほどの身長はないが、背の高い2人が歩くとかなり目立つ。
目的地は先ほど行ったデパートの紳士服売り場。
今は5時前。
デパートに早番遅番があるとするならば彼女の仕事はもうすぐ終わるのではいかとシンは見当をつけたのだ。
なぜか彼女が気になった。
自分の事を知らない瀬奈は新鮮だった。
デパートの前にタクシーが到着すると、シンはジフンに「じゃあな」と言ってあっという間に人ごみの中へ消えた。
まったく……何事も起こらなければ良いが……。
しかし……おじい様は無茶を言う。
まだまだシンは身を固めそうもないのに。
しかも命令されたから「はい、わかりました」って言う奴ではない。
シンが消えた方向をもう一度目をやってジフンは運転手にホテルに戻るように言ったのだった。