君がいれば・・・①
「シン、座るんだ」



立ち上がったシンの腕をジフンが引っ張る。



「とにかく、俺は見合いはしない それこそ何を書かれることか」



そこへお手伝いの女性がお酒と食事を運んできた。



祖父はシンに結婚して落ち着いて欲しかった。



自分が入れてしまった芸能界。



それがなければシンは空軍の上層部の席が保障されていた。



間違った道を選択させてしまったと後悔をしていた。



部屋の空気が悪い中、兄のドンヒョクが帰ってきた。



「シン、来ていたのか」



仲が良い兄弟なので、シンがいてドンヒョクは嬉しそうだ。



「あぁ……」



仲の良い兄の前でもシンの機嫌は直らなかった。



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