君がいれば・・・①
「セナ、お願いだ」



彼の茶色の瞳が瀬奈を見つめる。



彼に見つめられて拒否できる訳はなかった。



そんな自制心の持ち主がいたら見てみたい。



瀬奈はコクッと頭を縦に動かしていた。



「良かった♪じゃあ、後でね」



そう言って彼は行ってしまった。



再び顔を隠すようにして。



何で顔を隠すんだろ……?



カッコ良いのに……。




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