君がいれば・・・①
プレゼント
「瀬奈の好きなワインでも飲もうか」
テーブルに冷えたワインが用意されていた。
前もってシンがホテルにオーダーしたものだ。
瀬奈を立たせると手を絡めてテーブルに連れて行く。
そこでようやく瀬奈の手を離してワインをオープナーで開ける。
開ける姿も見惚れるくらいに様になっている。
シンはグラスに注いで瀬奈に渡した。
「乾杯 来てくれてありがとう」
シンが言った。
「わたしこそ……来てくれて……嬉しい……シンと会えたなんて、いまだに信じられない」
ワインを飲んだせいで、次第にリラックスしてきた瀬奈。
瀬奈の隣に腰をかけようとした時、プレゼントを渡していなかった事を思い出した。
仕事の合間に買ったネックレス。
ひと目見て気に入った。
プラチナの鎖でしずくの形をしたダイヤモンドがペンダントヘッドだ。
それを見た時、瀬奈の涙に見えた。
テーブルに冷えたワインが用意されていた。
前もってシンがホテルにオーダーしたものだ。
瀬奈を立たせると手を絡めてテーブルに連れて行く。
そこでようやく瀬奈の手を離してワインをオープナーで開ける。
開ける姿も見惚れるくらいに様になっている。
シンはグラスに注いで瀬奈に渡した。
「乾杯 来てくれてありがとう」
シンが言った。
「わたしこそ……来てくれて……嬉しい……シンと会えたなんて、いまだに信じられない」
ワインを飲んだせいで、次第にリラックスしてきた瀬奈。
瀬奈の隣に腰をかけようとした時、プレゼントを渡していなかった事を思い出した。
仕事の合間に買ったネックレス。
ひと目見て気に入った。
プラチナの鎖でしずくの形をしたダイヤモンドがペンダントヘッドだ。
それを見た時、瀬奈の涙に見えた。