君がいれば・・・①
パタパタとスリッパの音が聞こえてシンが振り返る。



瀬奈のバスローブ姿を見ると思わず顔がにやけてくるのを止められない。



可愛すぎるな……。



このまま何もしないで一夜を明かすのは至難の業だろう。



シンの顔を見て瀬奈は自分を見下ろした。



「お、おかしかったかな……?」



「いやバスローブが良く似合っているよ」



シンが立ち上がって瀬奈の鼻にちょんとキスを落とす。



「俺も入ってくるから先にベッドに行ってても良いよ」



「う、うん……」



シンが廊下に消えて行く。




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