君がいれば・・・①
瀬奈は無意識にシンに擦り寄っていた。


目を閉じるのが勿体無い。



「セナ?寝ないの?」



瀬奈の瞳がきらきらしているのが分る。



「ね、寝ますっ」



見ていたことがばれて慌てて瀬奈は目を閉じた。



ワインも手伝って目を閉じると眠りがすぐに訪れた。



瀬奈はシンの胸の中で眠った。



その姿を可愛いと思うが、残念な気持ちも多いシンだった。



セナと愛し合いたい。



しかしセナの反応はそういう事をまったく知らないようだ。



キス止まりなのはつらいが、セナを大切にしたい気持ちがシンの気持ちを穏やかにさせた。



寝顔も可愛すぎるな……。



口紅も何もつけないのに瀬奈の唇はピンク色だった。



先ほどプレゼントしたネックレスは瀬奈の喉元で光っている。



眠った瀬奈の唇にキスをしてからシンも目を閉じた。





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