君がいれば・・・①
「だって!シンとの時間がなくなっちゃう!」



二度寝をしてしまったからすごく時間が経ったように思えたのだ。



8時と聞いてホッとしたがそれでも時間は刻々と過ぎて行く。



「セナ……」



自分との時間を気にするセナが愛おしく感じる。



瀬奈の体を引き寄せてぎゅっと抱きしめる。



「セナ……大好きだ」



「わたしも大好き」



このまま行くと瀬奈をベッドから出したくなくなる。



シンは拳をぎゅっと握ってから瀬奈を離した。



「朝食にしようか」



シンはベッドから立ち上がった。




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