君がいれば・・・①
ジフンが大きな紙袋をシンの胸に押し付けた。


【兄貴も早く見つけろよ】


シンが笑う。



【お前のお守りが忙しくてそんな余裕ないね】



【これからセナの家に行って来る】



【外に出るのはまずいだろ?】


ジフンが止める。



【空港で待ってて】


シンがジフンを追い出しドアを閉めようとした。



【だめだっ!俺も一緒に行くぞ】



万が一、スクープされたら大変なことになる。



【おい、邪魔はするなよ】



【邪魔はしない ただいるだけだ 気にせずにいちゃいちゃしてくれ】



ジフンはシンを押しのけて中へ入った。



突然のジフンの出現に瀬奈が驚いている。



「お、おはようございます」



瀬奈がイスから立ち上がりジフンに頭をさげる。


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