君がいれば・・・①
意外と素早く動く瀬奈に違う面を見た気がした。



もっとのんびり屋なのかと思った。



お酒も強いのにも驚く。



瀬奈がアイスコーヒーを持って来た。



「もうちょっとだからね」



2人にアイスコーヒーを渡して、はずむようにキッチンへ戻った。



【セナちゃんは可愛すぎるな】



ジフンが言う。



【ああ、セナに惚れるなよ 兄貴】



シンがにらみつけた。



ジフンは肩をすくめた。




あらかた片付け終わった瀬奈が自分用のアイスコーヒーを持って来た。



「お疲れ」


シンが言う。



「シン、ジフンさん ごめんね ほったらかしにちゃって」



「俺はここにいて本でも読んでいるからシンと部屋に行ってきたら?」


ジフンが言う。



「シン、お部屋行く? そうだ!わたしのシンコレクション見てね」



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