君がいれば・・・①
「えっ!」



「費用のことは気にしないで俺のところに遊びに来て欲しい」



シンが驚いている瀬奈に言う。



シンに来てと言われて天にも登る気持ちだ。



次に会えるのはいつなんだろうと思ったところだったから。



「費用は大丈夫だよ わたし……行きたい……」



にっこり笑って言う。



「セナ、少しくらい甘えてくれてもいいだろう?」



「え……?甘えてるよ?ウサギちゃんもネックレスも洋服も貰ってる」



わたしがあげたのは携帯ストラップだけ。



「セナ……」



シンがため息を吐いた。



そんな恋人同士の会話を聞いているジフンは堪(たま)ったもんじゃない。



独り身には毒だな。



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