君がいれば・・・①
翌日のお昼休みになると、広報室に行って葉山部長を探す。
部屋に入ると数人の知った顔がいて笑いかけてくれた。
「あの……葉山部長は?」
「ああ 部長は隣の部屋だよ」
「ありがとうございます」
ペコッと頭を下げて隣の部屋をノックする。
部長ともなると個室があるんだ。
「どうぞ?」
低音の落ち着いた声が聞こえてきた。
「失礼します」
瀬奈が入っても部長は驚かなかった。
予測はしていたような顔をしていた。
「そこにかけて」
「は、はい」
瀬奈は言われたとおり机の前のイスに座った。
「君の言いたいことは分るけど、それは却下ね」
「えっ!?」
きゃ、却下?
「もう少し長い目で見るよ 無理強いはしない」
端整な顔で言われると素直に頷きそうになる。
「葉山部長、だめです 長い目で見ないで下さいっ」
頭を下げると瀬奈は部屋を出た。
部屋に入ると数人の知った顔がいて笑いかけてくれた。
「あの……葉山部長は?」
「ああ 部長は隣の部屋だよ」
「ありがとうございます」
ペコッと頭を下げて隣の部屋をノックする。
部長ともなると個室があるんだ。
「どうぞ?」
低音の落ち着いた声が聞こえてきた。
「失礼します」
瀬奈が入っても部長は驚かなかった。
予測はしていたような顔をしていた。
「そこにかけて」
「は、はい」
瀬奈は言われたとおり机の前のイスに座った。
「君の言いたいことは分るけど、それは却下ね」
「えっ!?」
きゃ、却下?
「もう少し長い目で見るよ 無理強いはしない」
端整な顔で言われると素直に頷きそうになる。
「葉山部長、だめです 長い目で見ないで下さいっ」
頭を下げると瀬奈は部屋を出た。