君がいれば・・・①
「じゃあ、今度は口移しで飲ませようかな」


想像してシンはニヤッとする。



「い、いいよ 自分で飲める」



シンと一緒にいる事がすごく楽しい。



時間が止まってくれたらいいのに……。



瀬奈はそう願わずにはいられなかった。



テーブルの片づけをしようとした瀬奈にシンはベッドへ行くように言い渡した。



渋ってその場に立っていたらシンに抱き上げられて連れて行かれるはめになった。



しわにならない素材のワンピースを着ていた瀬奈はそのままベッドに横になった。



「シン、本当に2時間したら起こしてね?」



「ああ、もちろん」


シンが瀬奈の髪を撫でる。



しばらくすると瀬奈の寝息が聞こえてきて眠った事がわかった。



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