君がいれば・・・①

キス

「セナって言う名前は韓国人にも多いよ」



「ふ、ふ~ん」



だめだよ、手に唇が触れてる……。



跳ね除けたいのに、跳ね除けられない。



今日あったばっかりの人にこんな事を平気でされるわたしじゃないでしょっ。



瀬奈は思い切って手を引っ込めた。



「セナ?」



彼が顔を上げ目を合わせる。



「そんな事しないで……」



内気な瀬奈は目をそらしてうつむいてしまった。



「ごめん……セナに触れていたくなるんだ」



「会ったばかりなのに……ジフンおかしいよ」



男女の事など何も知らないんだなとシンは思った。




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