君がいれば・・・①
それを見て安心したのか彼はやっと口から手を離した。
「はあー」
ちょっと酸欠状態。
深呼吸をして息を整えてから改めて彼を見る。
黒色のキャップは相変わらず深めにかぶっていたが今度は顔が良く見える。
切れ長の目に高い鼻梁、誰もがキスをしたくなりそうな唇。
瞳の色は……ブラウン 彼の瞳は色素の薄いブラウンだ。
そこでハッと気付く。
身体を密着しすぎていた事に。
瀬奈は文字通りパッと離れたのだが次の瞬間、ゴン!の大きな音と共に頭を抱えた。
「いたたた……」
「大丈夫?」
ちょっと笑いを含んだ言葉に聞こえる。
「もうっ!……」
右手で後頭部を撫でながらため息を吐いた途端に、瀬奈の右手が外される。
えっ?
っと、思っているうちに彼の手がぶつけたと思われる箇所を撫でてくれた。
「はあー」
ちょっと酸欠状態。
深呼吸をして息を整えてから改めて彼を見る。
黒色のキャップは相変わらず深めにかぶっていたが今度は顔が良く見える。
切れ長の目に高い鼻梁、誰もがキスをしたくなりそうな唇。
瞳の色は……ブラウン 彼の瞳は色素の薄いブラウンだ。
そこでハッと気付く。
身体を密着しすぎていた事に。
瀬奈は文字通りパッと離れたのだが次の瞬間、ゴン!の大きな音と共に頭を抱えた。
「いたたた……」
「大丈夫?」
ちょっと笑いを含んだ言葉に聞こえる。
「もうっ!……」
右手で後頭部を撫でながらため息を吐いた途端に、瀬奈の右手が外される。
えっ?
っと、思っているうちに彼の手がぶつけたと思われる箇所を撫でてくれた。