君がいれば・・・①
家に帰るとすぐにお風呂に入り、パジャマに着替えた瀬奈はベッドに座った。


疲れた……。


シンに会いたいよぅ……。



シンの写真集を取り出してぱらぱらとめくる。



横顔のシンの顔を指でなぞる。



~~~~~♪


シンの着メロだ。



「シンっ!」


嬉しいタイミングに電話が鳴った。



『セナ、元気か?』



元気良く出た瀬奈だが本当に元気かは電話では分りづらい。



「うん 元気だよ」



『あれから記者も大丈夫か?』



「うん 大丈夫みたい」



考えてみればシンと別れた後、あちこちお店を回ったから知らないうちに巻いてしまったのかもしれない。



『愛してる セナ 会いたいよ』



会ってこの腕の中で抱きしめたい。



「うん 早く会いたい……」



『セナも同じ気持ちでいてくれるのが嬉しいよ』




< 347 / 430 >

この作品をシェア

pagetop