君がいれば・・・①
亜佐美は関係ないが、今日の打ち上げに来てもらうように頼んでいた。



そうでないと不安だったからだ。



店の前で亜佐美が待っていた。



「瀬奈っ！」



亜佐美はまだほとんど瀬奈の恋の話を聞いていないので興味津々で早く聞きたそうだ。



話してしまっても良いと思った。



誰かに話せば気持ちがすっきりするかもと。



「亜佐美、ごめんね？待ったよね？」



「大丈夫だよ？さっきまで彼氏と食事してたから」



亜佐美に彼氏がいるのは知っている。



アパレル関係の彼氏だ。



店の中へ入ると個室に案内されると、すでに参加メンバーがそろっていた。



そんなメンバーにも亜佐美は臆する事のない性格だからすぐに馴染んだ。



瀬奈の右隣に信也が座って、左に亜佐美が座った。



< 349 / 430 >
表紙・目次

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop