君がいれば・・・①
瀬奈を見ると不安げな顔をしていた。



【おじい様! もうこれ以上セナちゃんを侮辱する言葉を僕は言いませんよ】



祖父の言葉をジフンが言い返した。



そんな2人を見て瀬奈が後ずさる。



「あ、あの……お話は……わかりました……」



つらそうにそれだけ言って瀬奈は部屋を出て行った。



出て行く瀬奈の後姿を見て祖父が呟いた。



【弱虫め!】



【おじい様、彼女を侮辱するのには我慢なりません この事をシンが知ったらどうなると思いますか?パク家を出て行きますよ 彼は。それが出来る男だ】



ジフンが言うと祖父は鼻を鳴らして寝室に入ってしまった。



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