君がいれば・・・①
セナは忙しいのか?


すでに眠ってしまったのか……。



シンはつながらない電話につけられた以前に貰ったストラップを見た。



セナ、会いたいよ。



今日はジフンが休みを取った。



いつもは滅多に休みを取らないのジフンなのだが、仕事の帰りがけに寄った時も部屋にもいなかった。



携帯にかけると留守番電話。



こんな事は珍しい。



シンのマネージャーなのでどこへ行く時もシンに必ず言っていくのだ。



シンはベッドの上にごろんと横になった。



セナ……。



このベッドにセナがいたのが何年も前のような気がする……。



手を伸ばしてもセナはいない。



あの笑顔が見たい。



シンがそんな事を考えている時、瀬奈はシンと別れる決心をしていた。




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