君がいれば・・・①
堂々と
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シャワーを浴びたシンは、薄いピンク色のニットとグレーのズボンで出てきた。
柔らかい色がよく似合っている。
何度見ても、シンの姿を見て心臓が高鳴ってしまう。
「あっ……」
突然、思い出した。
「どうした?」
「わたし帰りの飛行機……」
ジフンから帰りの事は何も聞いていなかった。
瀬奈は今日帰るつもりだった。
だが、現在の時刻は18時。
今日帰るとなると最終便は20時頃だからシンと食事をする時間がない。
「今日帰らなくてはダメなのか?」
「……明日……帰る……」
明日は急用で欠勤扱いにしてもらおう。
家には今日帰れないって後で電話することに決めた。
「ありがとう セナ」
瀬奈をぎゅっと抱きしめると、左手で瀬奈の手を持ったまま右手で携帯を操作した。
シンはジフンに電話をかけた。
「セナのチケットは明日にして欲しい」
『もちろん そうしている お前が帰すとは思えなかったしな』
今日は帰さない事ぐらい、お見通しだ。
シャワーを浴びたシンは、薄いピンク色のニットとグレーのズボンで出てきた。
柔らかい色がよく似合っている。
何度見ても、シンの姿を見て心臓が高鳴ってしまう。
「あっ……」
突然、思い出した。
「どうした?」
「わたし帰りの飛行機……」
ジフンから帰りの事は何も聞いていなかった。
瀬奈は今日帰るつもりだった。
だが、現在の時刻は18時。
今日帰るとなると最終便は20時頃だからシンと食事をする時間がない。
「今日帰らなくてはダメなのか?」
「……明日……帰る……」
明日は急用で欠勤扱いにしてもらおう。
家には今日帰れないって後で電話することに決めた。
「ありがとう セナ」
瀬奈をぎゅっと抱きしめると、左手で瀬奈の手を持ったまま右手で携帯を操作した。
シンはジフンに電話をかけた。
「セナのチケットは明日にして欲しい」
『もちろん そうしている お前が帰すとは思えなかったしな』
今日は帰さない事ぐらい、お見通しだ。