君がいれば・・・①
うまくいって良かったと言ってジフンは喜んだ。
電話をしながらもシンの眼差しはずっと瀬奈を見つめていた。
シンに見つめられてもはや瀬奈の心臓はパンク寸前だ。
シンの右手だけで携帯をパタンと閉じた。
ううっ……そんな仕草も様になっているんだから……。
「行こうか」
シンは瀬奈にコートを着せて自分もコートを羽織る。
そして瀬奈の右手を握ると部屋を出た。
瀬奈に言ったとおり堂々とシンはサングラスもキャップも身に付けてはいなかった。
前に見たロケでのファンのすごさを見ている瀬奈は不安にかられた。
「シン、サングラスもかけないの?」
せめてサングラスだけでもと聞いた。
「セナ、何を食べたい?」
「ん~……焼肉っ!」
話を変えられてしまいそのままサングラスの話はなくなった。
地下駐車場に着くとシンは紺色の高級外車の助手席側のドアを開けた。
この車は初めてだ。
きょろきょろと内装を見ていると、車の前を回って運転席に座ったシンが瀬奈を見た。
「どうしたの?」
「この車……?」
「ああ、この前のはジフンの車。俺の車はこれ」
なるほどと頷くとシンの手が伸びてきてシートベルトを慣れた仕草でつけられた。
電話をしながらもシンの眼差しはずっと瀬奈を見つめていた。
シンに見つめられてもはや瀬奈の心臓はパンク寸前だ。
シンの右手だけで携帯をパタンと閉じた。
ううっ……そんな仕草も様になっているんだから……。
「行こうか」
シンは瀬奈にコートを着せて自分もコートを羽織る。
そして瀬奈の右手を握ると部屋を出た。
瀬奈に言ったとおり堂々とシンはサングラスもキャップも身に付けてはいなかった。
前に見たロケでのファンのすごさを見ている瀬奈は不安にかられた。
「シン、サングラスもかけないの?」
せめてサングラスだけでもと聞いた。
「セナ、何を食べたい?」
「ん~……焼肉っ!」
話を変えられてしまいそのままサングラスの話はなくなった。
地下駐車場に着くとシンは紺色の高級外車の助手席側のドアを開けた。
この車は初めてだ。
きょろきょろと内装を見ていると、車の前を回って運転席に座ったシンが瀬奈を見た。
「どうしたの?」
「この車……?」
「ああ、この前のはジフンの車。俺の車はこれ」
なるほどと頷くとシンの手が伸びてきてシートベルトを慣れた仕草でつけられた。