君がいれば・・・①
【シン、いらっしゃい ひさしぶりだな】



店の店主らしき年配の男性が2人に近づいてきた。



【お久しぶりです 奥の部屋、空いていますか?】



【ああ、どうぞ】



2人の会話を耳にしながら瀬奈は店の中をぐるっと見回した。



お客さんはおいしそうにサンチェにお肉や瀬奈にはわからない食べ物を包んで食べていた。



おいしそう……。



シンに会うことで緊張をしていた瀬奈は機内食を少し食べただけで、今日はほとんど口にしていなかった。



はさみでお肉切ってるっ!



すご~い。



サムギョプサルを焼く美味しそうな匂いに瀬奈は空腹感を覚えた。



お腹が鳴りそうで思わず手をお腹に持っていく。



よだれが出そうなくらい美味しそうで、早く食べたくなった。



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