君がいれば・・・①
「早くシンも食べて?」
考え事をしているシンに瀬奈が見よう見まねでサンチェに具材を包み口へと持っていく。
「ああ」
シンは瀬奈の指まで食べそうなくらい大きな口を開けた。
「シン、病み上がりなのに、お肉で大丈夫?」
「大丈夫、それにここの焼肉を食べると元気になる」
それから2人は食べ過ぎって言うくらい食べた。
個室だから周りの目も気にしなくて済む。
いつもなら焼肉と焼酎の組み合わせなのだが、今日は車なのでジュースでシンは楽しんだ。
改めて瀬奈をじっくり見ると少し痩せたみたいだ。
目の下にもクマがある。
つらい思いをさせてシンは瀬奈が可哀想になった。
「セナ……ごめんな?」
「え?」
サンチェにお肉を挟んでいた手が止まってシンを見る。
「いきなりどうしたの?」
何で謝るのかわからない。
「セナにつらい思いをさせてしまったから」
「うん、わたしもつらかったけどシンはもっとつらかったんだなって……病気になっちゃうくらいに もういいの 今はすごく幸せだもん」
本当に幸せそうに言うセナをこの場で抱きしめたくなる。
考え事をしているシンに瀬奈が見よう見まねでサンチェに具材を包み口へと持っていく。
「ああ」
シンは瀬奈の指まで食べそうなくらい大きな口を開けた。
「シン、病み上がりなのに、お肉で大丈夫?」
「大丈夫、それにここの焼肉を食べると元気になる」
それから2人は食べ過ぎって言うくらい食べた。
個室だから周りの目も気にしなくて済む。
いつもなら焼肉と焼酎の組み合わせなのだが、今日は車なのでジュースでシンは楽しんだ。
改めて瀬奈をじっくり見ると少し痩せたみたいだ。
目の下にもクマがある。
つらい思いをさせてシンは瀬奈が可哀想になった。
「セナ……ごめんな?」
「え?」
サンチェにお肉を挟んでいた手が止まってシンを見る。
「いきなりどうしたの?」
何で謝るのかわからない。
「セナにつらい思いをさせてしまったから」
「うん、わたしもつらかったけどシンはもっとつらかったんだなって……病気になっちゃうくらいに もういいの 今はすごく幸せだもん」
本当に幸せそうに言うセナをこの場で抱きしめたくなる。