君がいれば・・・①
「セナ……?なぜ泣いている?」
押し殺したように泣く瀬奈の声が聞こえてシンは目を覚ました。
上半身を半分起こしたシンに驚いた瀬奈は急いで顔に手を持っていった。
「セナ?」
瀬奈の手を顔から外し顔が良く見えるようにした。
「なんでもない……」
涙で潤んだ瞳が目をそらす。
「言ってくれなきゃわからない 嫌だったのか?」
「ち、違うっ!」
「じゃあ どうして?」
「わたしのせいでシンは倒れちゃったから……そう思ったら悲しくなって……」
セナはまた話を戻している。
「セナだって苦しんだんだろう?俺の方が弱かっただけだ」
それで思い出した。
「セナ、葉山って誰?」
「えっ?」
何でシンが葉山部長の事知っているの?
押し殺したように泣く瀬奈の声が聞こえてシンは目を覚ました。
上半身を半分起こしたシンに驚いた瀬奈は急いで顔に手を持っていった。
「セナ?」
瀬奈の手を顔から外し顔が良く見えるようにした。
「なんでもない……」
涙で潤んだ瞳が目をそらす。
「言ってくれなきゃわからない 嫌だったのか?」
「ち、違うっ!」
「じゃあ どうして?」
「わたしのせいでシンは倒れちゃったから……そう思ったら悲しくなって……」
セナはまた話を戻している。
「セナだって苦しんだんだろう?俺の方が弱かっただけだ」
それで思い出した。
「セナ、葉山って誰?」
「えっ?」
何でシンが葉山部長の事知っているの?