君がいれば・・・①
病院へ連れて行かれた瀬奈はイスに座って傷口の処置を受けていた。
かすり傷とは言え鋭いナイフで切られた為、かなりの出血だった。
処置を終えた瀬奈はロビーに戻ると先ほどの警備員が携帯電話で話をしていた。
韓国語だった。
あの人……韓国人だったの……?
瀬奈の姿を見ると一礼して携帯を差し出す。
「どうぞ」
「だ、誰ですか?」
差し出されても困る。
答えてくれず携帯を差し出されたままなので瀬奈は仕方なく受け取り耳に当てた。
「も、もしもし……」
『セナ、大丈夫なのか?』
「シンっ!」
突然聞こえたシンの声にビックリした。
『ケガは?』
「大丈夫、かすり傷だから」
すごく心配そうなシンの声に瀬奈は胸がつまる。
かすり傷とは言え鋭いナイフで切られた為、かなりの出血だった。
処置を終えた瀬奈はロビーに戻ると先ほどの警備員が携帯電話で話をしていた。
韓国語だった。
あの人……韓国人だったの……?
瀬奈の姿を見ると一礼して携帯を差し出す。
「どうぞ」
「だ、誰ですか?」
差し出されても困る。
答えてくれず携帯を差し出されたままなので瀬奈は仕方なく受け取り耳に当てた。
「も、もしもし……」
『セナ、大丈夫なのか?』
「シンっ!」
突然聞こえたシンの声にビックリした。
『ケガは?』
「大丈夫、かすり傷だから」
すごく心配そうなシンの声に瀬奈は胸がつまる。