君がいれば・・・①
再び車に乗り込むとシンは疲れたように身体をシートに預けた。



窓ガラスはスモークを張っているので外から見られることはない。



「少し眠ればいい 寝ていないんだろう?」




疲れたように目元に手をやったシンにジフンが言う。



「ん?あぁ……」


シンは言われるままに目を閉じた。



セナの連絡先は知らない。



明日まで待つしかないのか……。



瀬奈に会う事が出来なかったことが、思ったより気持ちを落胆させていた。






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