君がいれば・・・①

車は２０分ほど走って有名な最高級ホテルに到着した。



到着する前にジフンは携帯を取り出してディアナに電話をした。



車から降りると背の高い茶髪の女性が立っていてジフンを見ると近づいてきた。



【悪いな】



ジフンがその女性に何かを言っているのを瀬奈は緊張した面持ちで聞いていた。



韓国語はまったく分らない。



「セナさん、彼女に付いて行って下さい」



瀬奈は美しい女性に腕を取られると、驚いてジフンを見た。



「わたし……」



「すぐに会えますから　彼女はディアナ　シンのスタイリストです」



ジフンにそう言われて瀬奈はほぼやけになってディアナと呼ばれた女性について行った。