君がいれば・・・①
「じ、ジフンじゃなかったんだね?どうして……?」



「俺の名前はパク・シン」



シンが名前を名乗っても瀬奈はピンと来ていないようだ。



「ジフンは従兄弟の名前 彼はマネージャーで俺は俳優」



「俳優……?」



瀬奈は俳優と聞いて驚いた。



そういえば俳優ならつじつまが合う。



顔を隠していたし、このルックスなら頷ける。



「これでも日本で顔は知られているんだ だからキャップをかぶってサングラスをかけていたんだ」



「え、じゃあ……光に弱いって……?」



そのことも嘘で、一度はひいた涙がもう一度出そうになる。




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