君がいれば・・・①
シンは手を伸ばし瀬奈の肩に腕を回した。



ポスッ



シンの胸にウサギのぬいぐるみが押し付けられた。



瀬奈は立ち上がっていた。



「セナ?」



「だめっ 触れられたら何も考えられなくなっちゃうから」



「セナ……」



はぁーっと深いため息が出た所で部屋のチャイムが鳴る。



「セナ、座って待ってて」



瀬奈の膝にウサギを置くと、ドアに向った。



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