赤とオレンジの空
やべ…。
かなり悪口言ってしまった。
『チャラくなんかないよ。
ほら、見てよ!!』
いきなり携帯見せられても…
『あ゙!!!!!!』
やば…
この人って…
『なんかあったの?』
言った方がいいよね…
おし。
『さっき寝てた時に
いきなり夢に出てきたの。
そして奥の方で飛鳥っぽい
人が泣いてた。』
『ほんとに?
でも夢って…。
まだ会ったことないっしょ?』
『うん。一回もないよ。
ってか飛鳥に彼氏が
いるなんて知らなかったし。』
ってかやばい事
言っちゃったよね…
さっきまで運命の相手とか
勘違いしてたしさ…
ほんと、ありえないー。
『そうだっけ?
しかも隆一なら私の
隣の席に座ってるじゃん!』
『ほんと?
私さ、男の人と
喋らないから軽く男性
恐怖症になってるんだよね。』
『七海ってめちゃ面白いよね。
なんか今まで
泣いてたのが嘘みたい!』
『全然だよ…。
ってか、飛鳥の彼氏に
怒ってやるよ!!
飛鳥を泣かせないで!!って』
やば…。
今かなり
カッコイイこと言っちゃった。
『男性恐怖症なのにいえるの?』
『飛鳥の為に頑張る。』