赤とオレンジの空
『七海、可愛過ぎ。
ってか似合い過ぎで
見とれてたし言葉でなかった!』
『え……。
ほんとに?』
さっきまで似合わないから
言葉に出せなかったと思った。
飛鳥はほんと嬉しい言葉を
言ってくれるよね。
『ほんと!!
そのスカート買おうね。
飛鳥も良い服探そーっと!』
なんか夢中になる飛鳥
初めてみたぁー。
めちゃ目が輝いてる。
『飛鳥って、
めちゃオシャレだし
服とか見るの好きでしょ?』
初めて飛鳥に質問してみた。
こんな質問されたって
困るよね…。
バカな私はこんな質問しか
出来ない…。
『七海が初めて
問い掛けてくれた!!
かなり嬉しいなぁー。
んとね、めちゃ服
見るの好きだよ!
見飽きた事がないくらい。
雑誌とかも見て頑張って
オシャレになりたいんだ。』
初めて質問したこと
わかっててくれたんだ。
っというより、
心配してくれていたのかな?
やっぱり、飛鳥とは
離れたくないや。
『七海にとって飛鳥は
すごくすごく憧れだなぁ。』
『なんで?
飛鳥に憧れても
なんの得もないよ!アハハハハ』