赤とオレンジの空
『七海と付き合いました。』
いきなり凪が男子に叫んだ。
凪は、みんなの人気物だから
すごい盛り上がってる。
『七海の彼氏かなり
テンション上がってない?』
飛鳥はずっと見守ってて
くれたんだね。
もしかして飛鳥は
凪が私を助けてくれるって
わかっていたのかな?
飛鳥は私にとって
最高の親友だよ!!
ほんと、会えてよかった。
『ちょっと、
うるさいくらいじゃない?
凪〜、うるさいよ!!笑』
『はい、わかりました。』
なんだこりゃ。
凪は、これから
ちゃんと私のこと
見守ってくれるのかな…?
まぁ、元気が良いのは
いいんことなんだけどさ。
『七海、
今日くらい許してあげなよ。』
『そうかな………?』
『そうだよ!
凪くん、今日は良いって。』
『マジ?
七海、ありがとう。』
いやいや。
まだ良いなんて
言ってませんよ………。
飛鳥のバカ〜。
凪、絶対に調子に乗るでしょ。
『七海、今日一緒に帰ろうな?』