赤とオレンジの空


『凪、私ね
凪と居れてほんと幸せなの。
だけど私なんかが凪の彼女
でもいいのか不安なんだよ。
私より可愛くて性格が
良い子なんて
いっぱいいるじゃん。
なんていうか………、
釣り合ってないとかさ…。』


『俺は七海が良くて
ずっと好きで告白したんだ。
みんなもそんなこと
わかってるからそんなの
気にしなくていい。
釣り合ってる釣り合ってない
とかだって俺等からみたって
わからないだろ?
だから気に
しなくていいんだよ。
七海には七海の良いところが
あって俺には俺の
良いところがある。
みんな、人それぞれだろ?』


なんでだろ…?
凪の言ってること
一つ一つに意味があるんだな。
って思っちゃう。

私の知らない凪。


これからどれだけ
見られるんだろう?
不安だけど凪を信じよう。


『わかった。
なんか凪に話して
気が楽になった!!』


『よかったな。
それじゃあみんなに
お土産でも買いに行くか?
飛鳥ちゃんとかにさ…?』


『うん、買いに行く〜。
でも全然魚見てないよね?』


『また今度の楽しみだろ!』
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