不良彼氏と極道彼女―夫婦になりましたSP―
私たちが固まって見る中、アンソニーは「オジャマシマス」と、正面のソファーに座った。



一「太一。【橋本組】から迎えを寄越せ」



太「その手があったか」



未だ固まったままの私に対し、太一はお父さんに言われたように、私の実家である【橋本組】に連絡を入れる。



太「中居が代わりに来るってさ」



一「全く。アンソニーを野放しにしてんなっての。なぁ?健一(笑)」



百「すみませんねぇ;;」



私は【橋本組】の代わりにお詫びを言う。

太一は私を後ろから抱き締めながら、「お前が謝るな」と言う。

アンソニーはお父さんに抱かれた健一を指差しながら、「my baby?」とほざく。
< 13 / 81 >

この作品をシェア

pagetop