不良彼氏と極道彼女―夫婦になりましたSP―
太「んなわけねぇだろ!!!!」



太一はアンソニーに、木製のティッシュ箱を投げながら怒鳴る。

お父さんは中指を立ててる。

私はアンソニーに疲れ、太一に凭れた。

…早く帰って下さい…。

どうして太一は、こんな数年ぶりに来日して来たのだろう。

私が死んでもアンソニーを選ばないとわかってるだろうに。

ーーコンコンッ



?「失礼します。部長、あ、社長もおいででしたか。中居様がお見えになりましたので、お通ししました」



受付の人が、渉を連れて現れた。

渉の後ろには、私の父親も居た。
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