不良彼氏と極道彼女―夫婦になりましたSP―
渉は「久しぶり」と、お父さんと隣へ座った。



合「申し訳ない。アンソニー、我が家へ行こうか」



父親はお父さんに頭を下げながら、アンソニーに声を掛けた。

だが、アンソニーは首を振った。



ア「ユリアモイッショジャナイナラカエラナイ!」



アンソニーは父親から逃げ、私に近付いて来る。



渉「百合亜は太一と結婚したんだ。お前の出る幕はない」



渉は私と太一の前に立ち塞がり、アンソニーを拒む。



ア「ユリアガヒツヨウ…。
ママ、コロサレマス!!!」



アンソニーは身振り手振りで叫んだ。
< 15 / 81 >

この作品をシェア

pagetop