不良彼氏と極道彼女―夫婦になりましたSP―
啓「百合亜にゾッコンな太一の愛は、時に重荷なんじゃないかって思ってた。けど、百合亜も相当だな」



百「…まぁね」



膝に座らせてる健一の落とした歯固めのオモチャを拾い、おしぼりで拭いながら返事をする。

啓太はテーブルに頬杖をし、反対の手を伸ばして太一の小さな手を握った。



啓「仕事と、他に理由があるのかもな」



百「ん?」



啓「百合亜、母親になってかなり優しくなったし…な?」



啓太のセリフに、私は首を傾げた。
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