不良彼氏と極道彼女―夫婦になりましたSP―
―――その夜、太一は酔っ払って帰宅した。
あまりにも不機嫌な太一の様子を見て、星弥が健一を連れて、リビングを出て行く。
百「お水、飲む?」
太「……」
百「置いとくからね」
ソファーに座り、今にも寝そうな太一からは返事もない。
ただ眠たいだけ。
ーーパリーン…ッ
そう思ってたのに、私が背を向けた刹那、太一が水の入ったグラスを、テーブルから床へと振り切って居た。