不良彼氏と極道彼女―夫婦になりましたSP―



―――その夜、太一は酔っ払って帰宅した。

あまりにも不機嫌な太一の様子を見て、星弥が健一を連れて、リビングを出て行く。



百「お水、飲む?」



太「……」



百「置いとくからね」



ソファーに座り、今にも寝そうな太一からは返事もない。

ただ眠たいだけ。

ーーパリーン…ッ

そう思ってたのに、私が背を向けた刹那、太一が水の入ったグラスを、テーブルから床へと振り切って居た。
< 27 / 81 >

この作品をシェア

pagetop