不良彼氏と極道彼女―夫婦になりましたSP―
私は太一に「出てけー!!」と叫ぶ。



太「何で?」



…“何で?”じゃねぇよッ!!

私は健一の玄関の段差への落下防止のサークルを閉め、太一の侵入を防いだ。



百「私が猫アレルギーって事、また忘れてたでしょ?もう、いい加減にして!」



動物に優しい太一は素敵だよ。

かなり、カッコいいよ。

けど、猫は私を殺しかねない、最強の方なんです!!



太「可愛いから目に入るんだよな…。この子どうしよ?」



百「私に言われても…」



“居た場所に返して来て”としか言えない。

でも、太一は返す気はなさそうだ…。
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