不良彼氏と極道彼女―夫婦になりましたSP―
Ⅵ‐魁人が仲裁役です
太「健一、パパ行って来るな?」
朝、太一はリビングのベビーサークルの中で遊んでた健一に声を掛けて出勤。
私とは会話もなく、目を合わさなかったけど、朝食だけはちゃんと食べて。
窓からガレージを覗くと、玄関先を掃除するご近所の奥様とは、笑顔で朝の挨拶をしてる様子が見れる。
あんな営業スマイルですら、私はもう何週間も見てない気がする。
羨ましいと思う気持ちを押し殺し、お皿を洗いに行くと、激しく呼び鈴が鳴った。