不良彼氏と極道彼女―夫婦になりましたSP―
太「怒ってないのか?」


百「怒ってる。けど、それ以上に好きな気持ちばかりあるの。…愛してるって、叫びたくなるの」



侑の墓前で、何してんだろう。

線香をセットし、ビールと花を供える。

煙草は封を切り、一本だけ火を点けた。

紫煙を小さく吐き捨て、線香の隣に立てる。



百「こんな不味いの吸ってたんだね」



私、侑の煙草を吸いたいとか。

真似とかほとんどしなくて。

知らない事があったなんて、それまでの関係だったのかな。
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