裏切りの少年
61. 写真
現実世界へ向かう数カ月前…
俺達『C』は一度集まることになった。
最後の集合写真を撮るためだ。
人々を現実世界へ戻すことのできたのはここにいる皆のおかげだ。
ミコトは『超越者』として悪い事をした。
アカネは『総長』として悪い事をした。
山本は『勇者』として悪い事をした。
ナナミは『天才』として悪い事をした。
現実世界へ戻ったら、全てを話そう。
そして、謝ろう。
俺はカメラの準備を終えた。
「よし、できた」
俺がカメラのレンズを見ると、ミコトが居ない。
俺は辺りを見渡すと、ミコトは床に座り以前撮った写真を見ていた。
「辻本、本当にその格好で撮るのか」
山本がアカネの姿を見て、驚いていた。
「うるさいわね。あなたも同じような格好じゃない」
アカネは法被を着て、山本君はマントを着ていた。
二人共、似たような格好だ。
「おい、ミコト。早く来い」
「待って」
ミコトは写真を手帳に仕舞い、皆の方へ行った。
全員が配置に着いた。
「さぁ、撮るぞ」
俺はカメラのタイマーをセットした。
そして、皆の中心に移動した。
右にはミコトとナナミ………
左にはアカネと山本………
この4人と出会えてよかった。
「ミコト、アカネ、ナナミ、山本」
俺はレンズを見ながら言った。
「ありがとう」
俺達『C』は一度集まることになった。
最後の集合写真を撮るためだ。
人々を現実世界へ戻すことのできたのはここにいる皆のおかげだ。
ミコトは『超越者』として悪い事をした。
アカネは『総長』として悪い事をした。
山本は『勇者』として悪い事をした。
ナナミは『天才』として悪い事をした。
現実世界へ戻ったら、全てを話そう。
そして、謝ろう。
俺はカメラの準備を終えた。
「よし、できた」
俺がカメラのレンズを見ると、ミコトが居ない。
俺は辺りを見渡すと、ミコトは床に座り以前撮った写真を見ていた。
「辻本、本当にその格好で撮るのか」
山本がアカネの姿を見て、驚いていた。
「うるさいわね。あなたも同じような格好じゃない」
アカネは法被を着て、山本君はマントを着ていた。
二人共、似たような格好だ。
「おい、ミコト。早く来い」
「待って」
ミコトは写真を手帳に仕舞い、皆の方へ行った。
全員が配置に着いた。
「さぁ、撮るぞ」
俺はカメラのタイマーをセットした。
そして、皆の中心に移動した。
右にはミコトとナナミ………
左にはアカネと山本………
この4人と出会えてよかった。
「ミコト、アカネ、ナナミ、山本」
俺はレンズを見ながら言った。
「ありがとう」